5月12日は『看護の日』
- お知らせ
毎年5月12日は「看護の日」。
5月12日を含む週の日曜日から土曜日までが「看護週間」です。2021年は、5月9日(日曜日)から15日(土曜日)となります。
看護の日の由来
5月12日というのは、「近代看護教育の母」と呼ばれるフローレンス・ナイチンゲールの誕生日です。この日は国際看護師協会により1965年に「国際看護師の日(International Nurses Day)」と定められています。日本国内では1990年に旧厚生省により「看護の日」として制定されました。
日本での看護の日制定のきっかけは、市民および有識者による「看護の日の制定を願う会」の運動でした。その趣旨は「看護の心をみんなの心に」というもので、21世紀の高齢社会を支えていくためには、看護の心、助け合いの心を老若男女問わず国民一人ひとりが分かち合うことが必要です。そうした心を育むきっかけとなるようにと看護の日が制定されました。
ナイチンゲールとは
「近代看護教育の母」「クリミア(白衣)の天使」と呼ばれるナイチンゲール。彼女はイギリス人の看護師で、医療改革に尽力した人物です。
(1820年5月12日-1910年8月13日)
ナイチンゲールは、家族の猛反対を押し切り看護師の道へと進みます。1854年クリミア戦争で、看護師団の団長として戦地に赴き、負傷兵に天使のような優しい態度で接するなど、その活躍ぶりはイギリス中に知れ渡ります。戦地から戻った後も、陸軍病院への改善提案や看護学校の設立、自らの経験を基にした書籍の執筆など、生涯にわたり医療・看護の改革に貢献しました。
普及活動
公益社団法人日本看護協会